私たちの毎日の生活において、よく
1日1万歩ぐらい歩くと健康に
良いと言われています。
その理由は次の通りです。
厚生労働省では生活習慣病を予防するための身体活動(エネルギー
消費を伴う活動)の基準値を定めています。
この身体活動とは意図的に行う運動はもちろんのこと、通勤・通学や
家事などの日常生活での活動も含まれます。
この健康つくりのための目標身体活動量を歩数で換算すると1日
8000歩~10000歩くらいになるそうです。
元々は1日あたり約300kcalぐらいのエネルギー消費に相当する
身体活動を推奨していました。
体重60㎏の人が時速4㎞で10分歩くと約1000歩で消費エネルギーは
30kcalという計算から、300kcal消費するためには1万歩歩くことに
相当するという数字を導き出した様です。
ただカロリーはその人それぞれの体重によって変わってきますので、
現在は個人の体重に関係なく表示できる『メッツ』という単位で
目標身体活動を推奨しています。
メッツとは運動などで消費したエネルギー量が安静時の消費エネルギーの
何倍に相当するか示すものです。係数を使って運動強度を表しています。
もちろん1日1万歩推奨というのは現在も言われています。
私たちの1日の日常活動での歩く平均が4000~6000歩前後と
言われています。
ですから1日1万歩歩くには意識的にもう少し多く歩くという行動を
取る必要があります。
エレベーターを使わずに階段を歩く、近所の買い物は自動車を
使わずに歩いていく、空き時間を利用して少し歩くなど細切れでも
良いから歩くことを意識的に行ってみましょう。
自分の生活の中で、出来る範囲で歩くことを増やしていくと健康にも
良く、また生活にも活力が出てくることでしょう。
また毎日1万歩という捉え方が難しいようでしたら、1週間で7万歩
という考え方でも良いでしょう。
忙しい現代人は1万歩歩けない日は多々あると思います。必ず毎日1万歩
と縛られずに、休日に少し多めに歩いて帳尻合わせをするという方法
でも良いでしょう。
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