姫路の小林鍼灸院のブログになります。当院は土日診療しております。火曜日と祝日が休診日になります。
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鍼灸治療の有効性【抗がん剤や放射線による免疫力の低下に】
1)免疫力の向上
鍼灸治療では、“心身の変調を整えて自然治癒力、免疫力を高めて病気に対応する”という方法をとります。
特に、自律神経の変調を整える作用があるとともに、免疫力を向上させる働きがあることがわかっています。
2)QOL(生活の質)の改善
鍼灸治療を行うと、血行が改善するなど全身的に作用するので、食欲がでたり、睡眠状態や便通も良くなったり、足腰肩のこりや痛み等が改善したりというようにQOLが高まると言われています。QOLが向上すれば、免疫力向上にも繋がりますし、苦痛も減らすことができます。
3)副作用の軽減
病院などで鍼灸治療を行う場合にはまず西洋医学の治療が優先されますが、西洋医学の及ばない範囲の病態や抗がん剤による副作用の軽減などに対して、鍼灸治療による効果が求められています。
抗がん剤や放射線治療でしばしば起きる浮腫(むくみ)の副作用を鍼治療で軽減できます。
西洋医学の治療による副作用が軽減できれば、QOLも向上し元気にもなり、抗がん剤や放射線による免疫力の低下に対しても、極力影響を抑える可能性も高くなります。
鍼が効く理由
最近、N I H(米国 国立衛生研究所)の見解として「鍼灸療法の各種の病気に対する効果とその科学的根拠、西洋医学の代替治療として効果について有効である」との発表がありました。
現在「鍼灸がなぜ効くのか?」という研究は、日本および世界の大学や医療機関、研究所で進められており少しずつ解明されつつあります。
今のところ解明されたのは下記の通りです。
●脳内モルヒネ様鎮痛物質が分泌されて痛みが和らぐ。
●鍼灸の刺激が痛みの刺激をブロックする。
●血液やリンパの流れが良くなることにより、筋肉の緊張が和らぐ。
●ホルモンや自律神経のバランスが整えられる。
●白血球等が増加し、免疫力が高まることにより生体防御機構が強化される。
●消化器・泌尿器・呼吸器などに働きかけてバランスが整えられる。
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